「医師なんだから、マリオットアメックス一択でしょ」——2025年8月発表の大改定まではそうでした。
私は内科専攻医でFP3級を保有する若手医師で、クレジットカードを5枚使い分けています。MUFGプラチナアメックスを発行してから半年弱で4,171グローバルポイント、KrisFlyerマイル換算で33,368マイル分が貯まっています。
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「医師になったのでクレカをグレードアップしたい」「積立NISAとマイル獲得を同時に最適化したい」——そう考えている方に向けて、私が実際に使っている5枚の役割分担と年間獲得ポイント・マイルの実績を全公開します。
全て真似する必要はありません。役に立ちそうな部分だけでも参考にしていただけると幸いです。
結論|医師におすすめのクレジットカード5選
まず結論として私が愛用している5枚を一覧で示します。詳しい理由は後述しますが、「どれを作ればいいか」を先にお伝えします。
| タイプ | カード名 | 年会費(税込) | 主な強み |
|---|---|---|---|
| まず1枚 | 三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 | SBI証券クレカ積立・メイン決済 |
| マイル最大化 | MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス | 22,000円 | KrisFlyer高効率移行・スーパー/コンビニ高還元 |
| 交通系 | JALカードSuica(CLUB-Aゴールド) | 11,000円 | 新幹線・飛行機・楽天証券積立ルートの起点 |
| Amazon・外食 | アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード | 39,600円 | 対象店舗3%還元・高級レストラン1名無料特典 |
| 積立追加枠 | JCBゴールド | 11,000円 | 松井証券クレカ積立・ファスト系飲食高還元 |
研修医・入職直後で「まず1枚」という方には、三井住友カード プラチナプリファードからのスタートをおすすめします。SBI証券との積立連携があり、使い続けるほど翌年の積立還元率が上がる設計になっています。
決済を1年集中することでポイントをガッツリ貯めたい人はこのカードで全て決済してください。年間300万円以上使えるなら驚くスピードでポイントが貯まります。
この5枚で年間どれだけ積立ポイントが貯まるか
クレカ積立5社を組み合わせた場合の年間獲得ポイント・マイルの実績です(2026年5月時点)。
| 証券会社 | 使用カード | 年間獲得 | 注意事項 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友プラプリ | 12,000Vポイント | 1年目は1%。翌年は当年利用額次第で2〜3%に上昇の可能性あり |
| 三菱eスマート証券 | MUFGプラチナアメックス | 3,000グローバルポイント =24,000マイル | KrisFlyerへ1pt=8マイル移行可能(手数料あり・年間上限あり) |
| 松井証券 | JCBゴールド | 12,000Jポイント | JAL・ANA・UAへ移行可能 |
| マネックス証券 | dカード | 6,600dポイント | JALマイル等への移行も可能 |
| 楽天証券 | 楽天キャッシュ(※) | 6,000JALマイル+3,000ANAマイル+3,000楽天ポイント | 複数ステップのチャージルートを活用 |
※楽天証券の積立は、JALカードSuica→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュという一連のチャージルートを活用することで、JALマイル・ANAマイル・楽天ポイントを複数同時に得る方法です。各ステップの詳細は別記事で解説しています。
内科医夫婦が実際に使うクレカ5枚——役割分担の全構成
各カードを「なぜこの支出に割り当てるか」のロジックを中心に解説します。
カード① 三井住友カード プラチナプリファード——メインカード兼SBI積立の主軸
年会費:33,000円(税込)
このカードをメインに据えている最大の理由は、SBI証券とのクレカ積立連携です。月10万円(年120万円)の積立に対してVポイントが付与されます。
付与率は当年の年間カード利用額によって翌年に反映されます。
- 年間利用額300万円未満:1%(年12,000Vポイント)
- 年間利用額300万円以上500万円未満:2%(年24,000Vポイント)
- 年間利用額500万円以上:3%(年36,000Vポイント)
当ブログは現在1年目のため1%(12,000Vポイント/年)が適用中です。年間おおよそ500万円の支出があるため、来年以降は2%以上に上昇する見込みです。
なお、VポイントはJALマイルへ直接移行することができません。他のマイルプログラムを経由することでJALマイルへの移行も可能ですが、移行レートは約50%となります。ANAマイルへの移行や、コンビニ・SBI証券での利用が、ポイントの有効活用として現実的な選択肢です。
カード② MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス——KrisFlyer×日常高還元の二刀流
年会費:22,000円(税込)
5枚の中で最もマイル獲得効率が高いカードです。
スーパー・コンビニ・スシローなど三菱UFJ特約店での利用で高還元率が発動します。最大18.4%(※個人の利用状況によって大きく異なります)という数値は、特約店の特定の利用条件下での私の還元率です。日常の食費・日用品の支出をこのカードに集中させることでグローバルポイントが効率的に積み上がります。逆に特約店以外では決済しません。
三菱eスマート証券とのクレカ積立連携で年3,000グローバルポイントも加わります。
実績:発行から半年弱で4,171グローバルポイントが貯まりました。
MUFJプラチナアメックスで貯めたグローバルポイントはKrisFlyerマイルへ1ポイント=8マイルで移行できます。4,171pt×8マイル=33,368マイル分に相当します。ただし移行には所定の手数料がかかること、年間移行上限が19,000ポイント(=152,000マイル)であることは事前に確認が必要です。
カード③ JALカードSuica(CLUB-Aゴールド)——交通系決済と楽天証券積立ルートの要
年会費:11,000円(税込)
新幹線・飛行機の決済に使うことで直接JALマイルが貯まります。学会出張や異動で移動が多い勤務医には欠かせない1枚です。Suica機能が内蔵されているため交通費全般をカバーできます。
さらにこのカードは、楽天証券積立においても重要な役割を担っています。JALカードSuica→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュというチャージルートを経由することで、積立に紐づくポイント・マイルに加えて、各チャージステップでJALマイル・ANAマイル・楽天ポイントを同時に得られる仕組みです。
このカードも基本的には新幹線、飛行機、チャージでの利用に限定してます。
カード④ アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード——Amazon・高級レストランの担当カード
年会費:39,600円(税込)
Amazon・特定オンラインショップでの利用で3%還元が得られます(年間50万円の利用上限あり)。医書をAmazonで購入することが多い医師にとって、日常的に恩恵を受けやすい特典です。
「ゴールド・ダイニング by 招待日和」では対象レストランを2名で予約すると1名分が無料になります。学会後の会食や、夫婦での記念日利用などで活用できます。
あと、シンプルにメタルカードであり券面もかっこいいので、所有欲が満たされるカードとなっています。
現在当ブログではこのカードのダウングレードを検討しています。 年間200万円以上利用で得られる1泊無料宿泊特典の対象ホテルが改悪されており、年会費39,600円との費用対効果を見直しているためです。利用スタイルによっては十分元が取れるカードですが、率直にお伝えしました。
カード⑤ JCBゴールド——ファスト系食費×松井証券積立
年会費:11,000円(税込、初年度無料)
5枚の中でコストが最も低く、「松井証券クレカ積立の積立枠を追加する」という明確な役割があります。
松井証券との積立連携で年間12,000Jポイントが獲得でき、JポイントはJALマイルへ1:1で移行可能です。マクドナルド・すき家など対象のファスト系飲食店での還元率も高く、日常の食費負担を自然とポイント化できます。
個人的な都合でJCBゴールドザプレミア修行をしています(2年連続で100万円以上決済で招待)
マリオットアメックスは今も医師におすすめか——2025年改定後の正直な評価
2025年8月発表・10月28日以降適用——何が変わったか
勤務医の間で「MBA(マリオットボンヴォイアメックス)」と呼ばれ人気を誇ったマリオットアメックスプレミアムですが、2025年8月に特典・年会費の改定が発表され、2025年10月28日以降の請求から適用されました。現在の年会費はプレミアムで82,500円(税込)です。
宿泊特典・プラチナエリート資格の取得条件・ポイント還元率が改定前と比べて実質的に改悪されています。
ただし、現在もWebで検索すると「マリオットアメックスは医師におすすめ」という記事が多く上位に表示されます。その大半が改定前の情報をもとにした内容です。 2026年時点で検討する場合は、改定後の条件を前提に費用対効果を計算し直すことをおすすめします。
改定後も持つ価値があるのはどんな人か
マリオット系列のホテル(リッツカールトン・シェラトン・ウェスティン等)を年に複数回利用する方や、特定のホテルに対するロイヤリティが強い方には引き続き検討価値があるかもしれません。加えて最低限マリオットノーマルカードでは250万円、プレミアムカードなら400万円決済する必要があります。
一方で「医師らしいカードを初めて作りたい」という方には、改定後の現在、マリオットアメックスよりも積立連携を軸にした構成の方が合理的ではないかと思われます。
年間いくら得する?クレカ積立5社×実績試算
積立ポイントの条件付きシミュレーション
改めて各証券口座のクレカ積立による年間獲得ポイントを整理します。
| 証券会社 | カード | 積立月額(上限) | 年間獲得(実績/試算) |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友プラプリ | 月10万円 | 12,000Vポイント(1年目1%) |
| 三菱eスマート証券 | MUFGプラチナアメックス | 月10万円 | 3,000グローバルポイント |
| 松井証券 | JCBゴールド | 月10万円 | 12,000Jポイント |
| マネックス証券 | dカード | 月5万円 | 6,600dポイント |
| 楽天証券 | 楽天キャッシュ | 月5万円 | 6,000JALマイル+3,000ANAマイル+3,000楽天ポイント |
三井住友プラプリは来年の利用額に応じて付与率が上昇します。年間300〜500万円の利用であれば2%(24,000Vポイント/年)が適用される見込みです。
MUFGプラチナ単体でKrisFlyer何マイル分が貯まるか
発行から半年弱で4,171グローバルポイントが積み上がりました。年換算では約8,000〜9,000ポイント相当のペースです。
グローバルポイント→KrisFlyer(1pt=8マイル)で換算すると、年間で約64,000〜72,000マイル分に相当する見込みです。シンガポール航空のビジネスクラス特典航空券(東京〜シンガポール片道)は必要マイルの目安として数年で現実的な選択肢になってきます(※実際の移行前には公式の手数料・上限・移行可否を必ずご確認ください)。
研修医でもプラチナカードは作れるか——内科専攻医の審査実体験
医師になって間もない時期の審査体験
医師は職業属性として信用情報の評価が高く、一般職と比較してクレジットカードの審査に通りやすい傾向があります。実際に、私は医師になって間もない時期にアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファードを申し込んだ際もスムーズに発行できました。
ゴールドカードのみならず、プラチナカードについても過度に審査を不安視する必要はないと思われます。ただし個人の信用情報(過去の支払い滞納・多重申し込みの有無等)は審査に影響しますので、カード利用履歴の管理は大切です。
複数申し込みの注意点——発行順とタイミング
短期間に複数のカードを申し込むと、信用機関の記録に多重申し込みとして残り、スコアに影響が出る場合があります。まず1枚をしっかり使い始めてから、1〜2ヶ月程度間隔を空けて次のカードを追加するステップが安心です。
医師特有の支出もポイント・マイル最適化に活用する
学会費・医書・医師賠償責任保険・白衣をどのカードで払うか
医師として働いていると一般職にはない支出が発生します。これらもカード決済に変えることで、年間の獲得ポイント・マイルを底上げできます。
| 支出カテゴリ | おすすめカード | 理由 |
|---|---|---|
| 医書(Amazon購入) | アメックス・ゴールドプリファード | Amazon対象で3%還元(年50万円上限内) |
| 学会費(オンライン決済) | アメックス・ゴールドプリファード | 対象オンラインショップ扱いになる場合がある |
| 医師賠償責任保険(年払い) | 三井住友プラプリ | 翌年の積立還元率引き上げのための年間利用額加算に有効 |
| 交通費(新幹線・飛行機) | JALカードSuica | 直接JALマイルが貯まる |
| コンビニ・スーパー(日常品) | MUFGプラチナアメックス | 特約店高還元が発動 |
医師特有の支出は額が大きくなりやすい分、カード選択次第で年間獲得マイルが大きく変わります。
よくある質問
Q1. 医師・研修医はクレジットカードの審査に通りやすいですか?
医師は職業属性として信用評価が高く、ゴールド・プラチナクラスのカードでも比較的通りやすい傾向があります。ただし過去の支払い履歴や多重申し込みの状況は個別に影響します。
Q2. プラチナカードは年収いくらから持てますか?
各社の審査基準は非公開ですが、医師という職業属性であれば研修医の時期から申し込めるケースが多いです。年収の数字より職業の安定性が重視される傾向があります。
Q3. クレカを5枚持つとポイントが分散してもったいなくないですか?
各カードを支出カテゴリの役割で分けているため、1枚に集中させるより総獲得ポイントは多くなります。ただし管理の手間は増えるため、まず2〜3枚から始めることをおすすめします。
Q4. グローバルポイントのKrisFlyer移行に手数料はかかりますか?
はい、所定の手数料がかかります。移行前に三菱UFJニコスの公式サイトで最新の手数料と年間移行上限(19,000pt=152,000マイル)を確認してください。
Q5. VポイントはJALマイルに移行できますか?
直接移行はできません。他のマイルプログラムを経由することで移行可能ですが、移行レートは約50%となります。ANAマイルへの移行やコンビニ・SBI証券での直接利用も有力な選択肢です。移行前に公式レートをご確認ください。
Q6. マリオットアメックスは今も医師に持つ価値がありますか?
2025年8月発表・10月末適用の改定で主要特典が縮小しました。マリオット系列ホテルを頻繁に利用する方には検討価値があるかもしれませんが、改定前の情報をもとにした推薦記事が今も多い点には注意が必要です。最新の年会費・特典内容を公式サイトで確認した上でご判断ください。
Q7. クレカ積立を始めるなら最初にどれを作ればいいですか?
三井住友カード プラチナプリファード×SBI証券の組み合わせをおすすめします。使い続けることで翌年の積立還元率が段階的に上がる仕組みになっており、早く始めるほど恩恵が大きくなります。
まとめ——医師が今すぐ作るべきカードの優先順位
今回紹介した5枚の構成を改めてまとめます。自分の生活にあったカードからぜひ始めてみてください。
- 三井住友プラプリ(年会費33,000円):SBI積立で年12,000〜36,000Vポイント。利用額が積み上がるほど来年の還元率が上昇するため、早期取得が有利。
- MUFGプラチナアメックス(年会費22,000円):KrisFlyer移行効率が高く、日常の食費・日用品で高還元。半年弱で33,368マイル分相当の実績。
- JALカードSuica(年会費11,000円):交通費でJALマイル直積み、楽天証券積立ルートの起点。
- アメックス・ゴールドプリファード(年会費39,600円):Amazon・外食で3%還元。現在見直し検討中のため費用対効果は要確認。
- JCBゴールド(年会費11,000円・初年度無料):松井証券積立で年12,000Jポイント。コスト最小の積立枠追加カード。
まず1枚なら三井住友プラプリ×SBI証券から始めてみてください。2枚目にMUFGプラチナを加えると、KrisFlyer×日常高還元の二刀流が完成します。クレカ積立は始めた日から積み上げが始まるため、一つのルートから試してみてください。
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