陸マイラーをやめる5つの理由|続ける・休む・やめるを決める医師夫婦の判断基準【2026年版】

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「燃油サーチャージが高すぎる。SFCは改定、みずほルートも終わった。陸マイラーはもうやめた方がいいのでは?」

私たちこぎマニ夫婦も、2026年に何度もそう考えました。結論から言うと、私たちは陸マイラーを「やめた」のではなく「縮小」しました。貯めたマイルで名古屋→イスタンブール(往路はKrisFlyer、復路はJALマイル)を夫婦2名分発券し、次の目的地が決まるまでは、クレカ積立を4社から2社へ減らし、月の作業を約1時間に絞っています。

この記事では、陸マイラーをやめる人に共通する5つの理由、「オワコン」と言われる2026年の状況を時点付きの数字で整理し、年間維持費・失効・作業時間・旅行予定の4項目で「続ける・休む・やめる」を自分で判定できる表を用意しました。

→ 陸マイラー全体の仕組みは陸マイラーの始め方で解説しています。

目次

結論|私たちは「やめた」のではなく、目的地がない期間は「縮小」した

2026-08-04 JALマイレージバンクの保有マイル画面。119,489マイルを保有
私のJALマイル残高(2026年8月4日時点)。やめる・続けるの判断はこの数字を基準に考えています

陸マイラーの選択肢は「続ける」「やめる」の二択ではありません。私たちが実際に選んだのは、その中間の「休む(縮小)」です。3つの分類を先に定義します。

分類やること向いている人
続けるポイントサイト・クレカ積立・使い分けをフル稼働2年以内に使う目的地があり、月1〜2時間を確保できる
休む(縮小)失効させない最小限の獲得だけ残し、年会費とカード枚数を見直す直近の目的地がない、本業が忙しい、でも特典航空券の価値は捨てたくない
やめる保有マイルを失効前に使い切り、年会費カードを解約、現金還元やポイント投資へ旅行に強い動機がない、管理そのものがストレス

私たちの「縮小」の中身は次のとおりです(2026年9月時点)。

  • クレカ積立を4社から2社へ縮小(三井住友プラチナプリファード×SBI証券、三菱UFJプラチナアメックス×三菱eスマート証券)
  • モッピーのドリームキャンペーン経由のJALマイル獲得は継続
  • セゾンプラチナアメックスを解約。アメックスゴールドプリファードは今月グリーンへダウングレード予定
  • 毎月の作業時間は約1時間。理由は本業の忙しさと、管理に時間がかかること
  • 次の目的地はポーランド・ハワイ・ニュージーランドのいずれかで未定

「完全にやめる」と「全力で続ける」の間に、この縮小という選択があることを知っておくと、改定のたびに極端な判断をしなくて済みます。

陸マイラーをやめる5つの理由

やめる人の理由は、突き詰めると次の5つに集約されます。当てはまる項目にチェックを入れてみてください。

□ 理由①:年会費などの維持費が、旅行で受け取る価値を上回る

陸マイラーは年会費のかかるカードを複数持つことが多く、私たちの場合は4枚で年115,500円です(内訳は後述の判定表)。年に1回もマイルを使わない年が続くと、この維持費だけが出ていきます。使う予定がないのに払い続けている状態が、やめる最大の理由になります。

□ 理由②:マイルの有効期限を管理できず、失効させてしまう

JALマイルは積算月から36か月、KrisFlyerは獲得から3年で失効します(延長は有料)。「いつの間にか失効していた」を繰り返すなら、期限のないポイントや現金還元のほうが合っています。

□ 理由③:月次作業が続かない

クレカ積立の設定、引き落とし先の変更、ポイントサイトの月次操作、残高確認。初期設定に数時間、その後も月1回程度の定型作業があります。本業が忙しい時期に管理が回らなくなると、やめたくなります。私たちがクレカ積立を2社へ減らしたのもこの理由です。

□ 理由④:2年先の旅行予定が具体的にない

人気路線の特典航空券は約1年前から予約が始まり、空席は限られます。「気が向いたら旅行」では取れないため、目的地がない期間はマイルを貯める動機そのものが薄れます。周囲に「なぜそこまでやるのか」と理解されにくいのもこの時期で、説明できる目的地がないと続ける意味を自分でも見失いがちです。

□ 理由⑤:ANAマイル一択で、逆風を受け止めきれない

みずほルートの新規終了、SFC制度の見直し、2025年6月の必要マイル改定と、ANA派には制度変更が集中しています。ANA一択にこだわり続けると費用対効果が落ちる一方で、JALマイルやKrisFlyerへ軸足を移せない場合は、やめる理由になります。

3つ以上当てはまるなら、いったん「休む」か「やめる」を検討してよいと思います。無理に続けるより、シンプルなポイ活へ切り替えたほうがストレスなく資産形成できます。

「陸マイラーはオワコン」と言われる2026年の状況を数字で整理する

「やめた方がいい」と感じさせている出来事を、時点付きで整理します。断定ではなく、それぞれの現在の状態を確認してください。

燃油サーチャージ|特典航空券にも同額がかかる

JALの燃油サーチャージは、2026年7〜8月発券分で日本発欧州・北米が片道65,000円まで上がりました。9〜10月発券分は片道50,000円(往復10万円)へ下がっています。11月以降の発券分は10月に案内予定です。JAL公式は「JALマイレージバンク国際線特典航空券ご利用のお客さまにも同額をご負担いただきます」と明記しており、自社便の特典航空券だからといって燃油が無料になるわけではありません(出典:JALプレスリリース 2026年8月18日)。ANAも同水準で推移しています。

ANA SFC制度|2026年9月の見直しで年300万円の区分は維持

2026年4月に発表された改定は、ANAカード・ANA Payの年間決済額300万円を境に、SFC会員を「SFC PLUS」と「SFC LITE」に分けるものでした。ANAは2026年9月にこの内容を見直しましたが、年300万円で2つに分ける仕組みは維持されています。初回の判定期間は2026年12月16日〜2027年12月15日で、新しい区分は2028年4月から始まります(出典:ANA公式、2026年10月12日確認)。

見直しで変わったのはLITEのラウンジです。4月の案では利用できませんでしたが、国内線は混雑時を除いてANAラウンジを利用でき、国際線はANAグループ運航便に乗るときに羽田・成田・ホノルルのANAラウンジを利用できます。一方で、LITEのスター アライアンスの資格はシルバーで、PLUSにある5,000マイルの特典もありません。国内線ラウンジの事前予約の詳細は、2027年度中に案内される予定です。

みずほルートの新規終了とANA必要マイルの改定

みずほマイレージクラブカード/ANAの新規申込は2026年1月21日で終了しました。既存保有者は引き続き利用できますが、これから始める方はポイントサイト→ANAマイル70%のみずほルートを開通できません。また、ANA国際線特典航空券の必要マイル数は2025年6月24日予約・発券分から改定され、欧州ビジネスクラスなど長距離路線が引き上げの対象になりました(出典:ANA公式)。

まとめると、「オワコン」と言えるのはANAマイル一択で、燃油込みのANA自社便に乗る前提の陸マイラーです。JALマイルやKrisFlyerを提携社便に使う前提なら、後述するとおり状況は異なります。

「陸マイラーは気持ち悪い」と言われるのはなぜか

「陸マイラー 気持ち悪い」と検索されるのは、飛行機に乗らずにマイルを貯める行動が、外からは「ポイントのために買い物を増やしている」「還元率の話ばかりしている」ように見えやすいからだと思います。支払いのたびにカードを持ち替えたり、ポイントサイトの案件をこなしたりする様子は、説明しないと伝わりにくいものです。

気にしたいのは見え方より中身です。ポイントのために本来いらない支出を増やしている、家族との会話が還元率の話ばかりになっている——この2つに心当たりがあるなら、上の「やめる5つの理由」と同じく、縮小を考えるサインだと思います。反対に、もともとある支払いと積立をカードに寄せているだけなら、支出そのものは増えていません。

私たちが「縮小」を選んだときに残したのも、この「もともとある支払いを寄せるだけ」の部分です。中身は冒頭の結論で紹介しています。

続ける・休む・やめるを決める判定表|年間維持費・失効・作業時間・旅行予定

4つの項目を自分の数字で埋めてください。右端は私たちの記入例です(2026年9月時点)。

項目続ける休む(縮小)やめる私たちの記入例
年間維持費(年会費合計)年1回以上の特典発券で回収できる回収できない年があるが、枚数を減らせば許容できる回収の見込みがない4枚で115,500円 → ダウングレード後89,100円。休む
失効リスク期限内に使う予定がある直近で使い切り、残高が少ない期限管理ができず失効が続くイスタンブール発券で大半を使用。休む
月の作業時間1〜2時間を確保できる30分〜1時間なら続けられる作業自体がストレス約1時間。休む
2年以内の旅行予定目的地と時期が決まっている候補はあるが未定予定がなく、動機もないポーランド・ハワイ・NZの候補、時期未定。休む

判定の目安は「やめる」が2項目以上ならやめる、「続ける」が3項目以上なら続ける、それ以外は休む(縮小)です。私たちは4項目とも「休む」に入り、実際に縮小を選びました。

年間維持費の内訳は、三井住友プラチナプリファード33,000円、三菱UFJプラチナアメックス22,000円、JAL CLUB-AゴールドカードSuica 20,900円、アメックスゴールドプリファード39,600円(今月グリーンへ変更予定。グリーンは月会費1,100円=年13,200円)です。カードの役割はクレカ使い分けマップで整理しています。

やめる前に保有マイルの価値を試算する|私たちは試算してから使い切った

「やめたい」と思ったとき、私たちが最初にやったのは保有マイルの現金換算でした。2026年5月時点の保有はこうでした。

マイル/ポイント(2026年5月時点)保有数移行先・用途
KrisFlyerマイル約125,000マイルシンガポール航空・スターアライアンス提携便
JALマイル約115,000マイルJAL便・ワンワールド提携便
三菱UFJグローバルポイント約4,500pt36,000マイル相当(移行待ち)
アメックスメンバーシップ・リワード約80,000pt40,000ANAマイル相当(移行待ち)

東京⇔ヨーロッパのビジネスクラスは現金購入なら片道40〜80万円が相場で、エコノミーでも往復30〜40万円ほどかかります。保守的に見ても保有マイル全体で100〜150万円相当のフライト価値があり、「これを捨てるのはもったいない」というのが試算の結論でした。

そして実際に使いました。往路は名古屋→シンガポール→イスタンブールをKrisFlyer 115,000マイル+現金12,100円(大人2名・片道)で、復路はイスタンブール→名古屋をJALマイル80,000マイル+46,620円(2名・片道)で発券しています。マイルの大半を使い切り、次の目的地が決まるまで縮小したのが現在の状態です。

やめるかどうかを決める前に、同じように自分の保有マイルを試算してみてください。思っているより高い価値が出るなら、使い切ってから判断するのが順番です。

→ 特典航空券の空席の探し方は特典航空券の空席の見つけ方で解説しています。

燃油サーチャージを避ける使い方|自社便ではなく提携社便に使う

前提として、JALもANAも、自社マイルを自社便の特典航空券に使う場合は燃油サーチャージが同額でかかります。燃油の影響を抑える方法は、自社マイルを提携航空会社の便に使うことです。

発券方法燃油サーチャージの扱い
JAL便×JALマイル同額負担(9〜10月発券分は欧州・北米片道50,000円)
ANA便×ANAマイル同額負担(同水準)
ワンワールド提携便×JALマイルかからない、または少額の場合が多い。私たちのイスタンブール→名古屋(2名)は現金46,620円
シンガポール航空便×KrisFlyer私たちの名古屋→シンガポール→イスタンブール(2名)は現金12,100円

KrisFlyerはシンガポール航空のプログラムでスターアライアンスに加盟しているため、JAL便には使えません。主な使い道はシンガポール航空便や、スターアライアンス提携便です。JALマイルはワンワールド提携便(カタール航空など)に使うと、日本からヨーロッパへの旅程で燃油の負担を抑えやすくなります。

「JALマイルがあれば燃油無料」という単純な話ではありませんが、どの提携社便に空席があるかを前提に旅程を組める柔軟性があれば、2026年の環境でも特典航空券の価値は大きく残っています。

→ KrisFlyerの貯め方と実際の発券はクリスフライヤーマイルの貯め方5選、ワンワールド特典の取り方はJALマイルでヨーロッパへ行くワンワールド特典航空券でまとめています。

ANA派の代替ルートと、Vポイント一本化との比較

ANA派でみずほルートを使えない方には、2026年9月時点で次の2つが主な代替です。いずれも条件は各社公式で確認してください。

  • nimocaルート(交換率70%):ANA VISA nimocaカードが必要。交換手続きは九州・函館の交換機に限られ、約1か月かかります
  • Vポイントルート(交換率60%):三井住友ANAカードが必要。全国からWebで完結でき、日数も短いです

一方で、私たちが真剣に検討したのが「三井住友プラチナプリファードのVポイントをそのままSBI証券の投資信託購入に充てる」一本化です。マイルへの変換が不要で管理がシンプルになる反面、特典航空券の価値と、投資の時間軸(30年)とマイルの時間軸(3年)が混ざる問題がありました。

結論として、Vポイント一本化は「旅行の予定がなく投資に集中したい人」に向いています。私たちは目的地の候補がある間はマイルを残し、日常決済と積立はVポイントに寄せる形で両立させています。→ Vポイントの貯め方3ルート

休む場合の最小メンテナンス|失効させず、月1時間で回す

「休む」を選んだ場合に残す作業は、失効を防ぐことと、次に使うときの土台を崩さないことの2つです。私たちの現在の月次作業はこれだけです。

作業頻度所要時間
モッピー ドリームキャンペーンの月次操作月1回約15分
クレカ積立2社の確定・引き落とし確認月1回約15分
マイル・ポイント残高と有効期限の確認月1回約15分
年会費更新月のカード見直し年1回約30分

クレカ積立は一度設定すれば自動で回ります。休む期間に見直すのは年会費のかかるカードで、私たちはセゾンプラチナアメックスを解約し、アメックスをゴールドプリファードからグリーンへ変更する予定です。特典を使わない年に高い年会費を払い続けないことが、「休む」を成立させる条件です。

→ クレカ積立×マイルの全体像はJALマイルの貯め方2026でまとめています。

まとめ|やめる理由が3つ以上なら休むかやめる、目的地があるなら続ける

2026年の状況を踏まえた判断基準を整理します。

  • やめる:維持費を回収できず、失効が続き、旅行の動機がない。マイルを使い切って年会費カードを解約する
  • 休む(縮小):目的地は未定だが候補はある。積立とポイントサイトを最小限に絞り、年会費を見直す。私たちはここ
  • 続ける:2年以内に使う目的地があり、JALマイルやKrisFlyerを提携社便に使える。月1〜2時間を確保できる

私たちは保有マイルを試算し、実際にイスタンブールまで使い切ってから「縮小」を選びました。ANA一択の前提なら逆風は強いですが、JALマイルとKrisFlyerを提携社便に使う前提なら、燃油の影響を抑えながら特典航空券の価値を受け取れます。まず判定表を自分の数字で埋めてみてください。

※本記事の燃油サーチャージ・制度情報は2026年9月時点のものです。各社の規約・料金は予告なく変更される場合があります。投資・金融商品の判断は自己責任でお願いします。

続けるなら、まず最初の一歩を

判定表で「続ける」になった方へ。陸マイラーの入口として最も重要なのがポイントサイトの選択です。

私たちがJALマイルの主力獲得源として、縮小した今も続けているのがモッピーです。ドリームキャンペーン経由でJALマイルへ移行すると、月数千マイルが積み上がります。

→ 毎月の手順はモッピードリームキャンペーンでJALマイルを毎月貯める方法でまとめています。

あわせて読みたい関連記事

よくある質問(FAQ)

陸マイラーをやめた人の理由で多いものは何ですか?

年会費などの維持費が旅行の価値を上回る、マイルを失効させてしまう、月次作業が続かない、2年先の旅行予定がない、ANAマイル一択で制度変更の逆風を受けている、の5つに集約されます。3つ以上当てはまるなら、休むかやめるかを検討する目安になります。

陸マイラーはもうオワコンですか?

人によって答えが違います。ANAマイル一択で、燃油サーチャージ込みのANA自社便に乗る前提なら、みずほルート終了・SFC見直し・必要マイル改定が重なり逆風です。JALマイルやKrisFlyerを提携社便に使う前提なら、私たちのように2名分の長距離特典を少額の現金負担で発券でき、価値は残っています。

やめる場合、貯めたマイルはどうすればいいですか?

有効期限の近いものから、現金価値の高い特典に使い切るのが基本です。JALマイルは積算月から36か月、KrisFlyerは獲得から3年で失効します(KrisFlyerの延長は有料)。期限が迫っている場合は国内線特典や提携ポイントへの交換で消化する方法もあります。

JAL便の特典航空券は燃油サーチャージが無料ですか?

無料ではありません。JAL公式は特典航空券にも同額を負担すると明記しており、2026年9〜10月発券分は欧州・北米片道50,000円です。燃油の負担を抑えるには、JALマイルをワンワールド提携便に使う方法があります。私たちのイスタンブール→名古屋(2名)は80,000マイル+46,620円でした。

みずほルートが使えない今、ANA派はどうすればいいですか?

みずほマイレージクラブカード/ANAの新規申込は2026年1月21日で終了し、既存保有者のみ継続できます。新規の方は、nimocaルート(70%・九州・函館の交換機が必要)か、Vポイントルート(60%・全国Web完結)が主な代替です。条件は各社公式で確認してください。

陸マイラーをやめてNISA一本化に切り替えるのはアリですか?

旅行に強い動機がない方にはアリです。クレカ積立はNISAと陸マイラーを同時に進める仕組みなので、「ポイントサイトやカードの使い分けだけやめて、クレカ積立は続ける」という部分的な縮小も選択肢です。私たちもクレカ積立を4社から2社へ減らす形で縮小しています。

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この記事を書いた人

こぎマニ|夫婦で家計・投資・ポイ活・旅行の記録を発信しています。

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