陸マイラーとは、飛行機に乗らずにクレジットカード・ポイントサイト・クレカ積立を活用してマイルを貯め、特典航空券に交換する人のことです。 2026年からでも始められる陸マイラーの始め方を、現役内科医・FP3級保有の筆者が年間15万マイルの実績数字つきで全ルート解説します。
この記事でわかること
- 陸マイラーの始め方とマイルを貯める3つのルート
- 2026年に選ぶべきマイルプログラム(ANA・JAL・KrisFlyer比較)
- 年間15万マイルを達成する具体的な実績と内訳
- 貯めたマイルで燃油サーチャージ0円の特典航空券を発券する出口戦略
陸マイラーとは?「飛行機ゼロでも年15万マイル」が現実になる理由

「マイルって飛行機に乗らないと貯まらないんじゃないの?」
実は違います。
私は20代の現役医師で、2025年に陸マイラー活動を本格スタートしました。 2026年現在では少なくとも年間約15万マイルを、飛行機に乗らずに貯める仕組みを構築しています。
陸マイラー(りくまいらー・おかまいらー)とは、クレジットカードやポイントサイトを活用して、地上の日常生活だけでマイルを貯め、特典航空券に交換してお得に旅行する人のことです。
フライトマイルに頼らない分、ルートの最適化次第で年間獲得数は数倍変わります。
私の場合、1年目でKrisFlyerマイル約120,000マイル・JALマイル約130,000マイルを積み上げることができました。 2年目以降の定常状態でも年間15万マイルくらいは安定して獲得できる設計になっています。
1マイル=2〜3円として計算すると、年間36〜54万円相当の旅行資産が積み上がる計算です。
医師という職業柄、学会費・出張・医師会費など業務上の出費が多いのもマイル獲得に有利に働いています。
「どうせ払う支出」をマイルに変換するだけで、気づいたら夫婦でヨーロッパに飛べる枚数が貯まっていた、というのが正直な実感です。
この記事では、飛行機に乗らずにマイルを貯めたい方に向けて、私が実践している3つのルートを実績数字つきで公開します。
【2026年最新】陸マイラー全体マップ|みずほルート終了後の最適戦略
陸マイラーがマイルを貯めるルートは大きく3つです。
- ポイントサイト → マイル移行 ルート
- クレジットカード決済 → マイル積算 ルート
特に三菱UFJプラチナアメックスの活用法は還元率が高く、マイル製造機として機能します。
- クレカ積立 → ポイント → マイル移行
2026年に入って、陸マイラー界隈で大きな変化がありました。
ANAマイル獲得の定番だった「みずほルート(交換率70%)」の対象カードが2026年1月に新規申込終了しています。 現在はVポイントルート(交換率60%)が主流になっていますが、旧来の効率には届きません。
この変化は、KrisFlyerとJALを軸にした戦略を採る私たちには追い風です。 詳しくは後述しますが、最近はポイント移行のルートが封鎖されがちなので、みずほルートに依存しない2軸戦略のほうが2026年以降は安定して高効率です。
ルート①:ポイントサイト → マイル移行(最大の主力)


ポイントサイトとは、クレジットカードの発行・証券口座の開設・保険の申し込みなどをサイト経由で行うことでポイントがもらえるサービスです。
3ルートの中で最も一度に大量のマイルを得られる手段で、高額案件(クレカ発行など)で一気に積み上げるのが基本戦略です。
私がメインで使っているのはモッピー。 モッピーで貯めたポイントはJALマイルに移行できます。
私が採用しているのがドリームキャンペーン活用ルートです。 実質通年で開催されているこのキャンペーン期間中は、通常50%のレートが最大80%に上がります。 このタイミングに集中して交換することが、年間8万マイル超を実現する核心です。
→ モッピーの具体的な活用はKrisFlyerマイルの貯め方完全版でも詳しく解説しています。
ルート②:クレジットカード決済(毎月自動で積み上がる)
日常の支出をカード払いに集約するだけで、毎月自動でマイルが積み上がります。
ポイントサイトほどの爆発力はありませんが、「設定したら何もしなくていい」点が強みです。

何も考えずに決済してもいいですし、最大効率を目指すなら店舗ごとに決済するカードを使い分けるのがおすすめです。
使うカードの組み合わせと支出シーンの設計が重要です。 私の場合は三菱UFJプラチナアメックス(特約店高還元)と三井住友ゴールドNL(すき家、はま寿司、ドトール等)、アメックスゴールドプリファード(Amazon、Uber eats)を軸に使い分けています。
→ 5枚の詳しい使い分けはクレジットカード使い分け完全マップにまとめています。
ルート③:クレカ積立(投資しながらマイルも貯まる)
新NISA・投資信託の積立をクレカ払いにするだけで、積立額の一定割合がポイントとして付与されます。
投資はどうせするもの。 それをマイルに変換する「ついで取り」が、現代の陸マイラーならではのルートです。
私は4社の証券口座でクレカ積立を行っており、年間で約35,700マイル相当のポイントを得ています。
→ 4社の実質マイル還元率比較はクレカ積立のJALマイル還元率4社比較をご覧ください。
ANA・JAL・KrisFlyer比較|2026年に選ぶべきマイルプログラムはどれか+比較表
陸マイラーを始める際の最初の悩みが「どのマイルを貯めるか」です。3つのプログラムの特徴を整理します。
| 項目 | ANAマイル | JALマイル | KrisFlyerマイル |
|---|---|---|---|
| ポイントサイト交換率 | 50〜60%(Vポイントルート) | 最大80%(モッピードリーム) | アメックス経由0.8倍 |
| 燃油サーチャージ | ANA便で発生(1人往復3〜7万円) | JAL便で発生(1人往復7万円前後) | 自社便で完全無料 |
| アライアンス | スターアライアンス | ワンワールド | スターアライアンス |
| マイル有効期限 | 36ヶ月 | 36ヶ月 | 36ヶ月(条件次第で延長可) |
| 2026年の陸での効率 | △ みずほルート終了で低下 | ◎ ポイントサイト経由で高効率維持 | ◎ 三菱UFJプラチナ特約店が最高水準 |
結論:私は「JALマイル+KrisFlyerの2軸戦略」を採用しています。
ANAはみずほルート終了により陸での積算効率が低下しており、特典航空券の空席の取りにくさも加わって、2026年からの初心者にはやや不向きな状況です。
JALはポイントサイト経由の高レート交換を維持しており、ワンワールド経由でカタール航空(燃油サーチャージ0円)との組み合わせ発券が強みです。KrisFlyerはシンガポール航空自社便で燃油サーチャージが完全無料という圧倒的な出口戦略を持ちます。
【実績公開】私が年間で貯めているマイルの全内訳
実際の数字を全部出します。
KrisFlyerマイル(年間内訳)
アメックスゴールドプリファード入会特典→KrisFlyer移行:120,000マイル(1回のみ)
三菱UFJプラチナアメックス(特約店・日常決済):96,000マイル
クレカ積立:19,200マイル
合計:約235,200マイル(初年度)/約115,200マイル(2年目以降)
実際にアメックスゴールドプリファードでの入会特典をKrisFlyerに移行した時の画面がこちらです。15万アメックスポイント→KrisFlyer 12万マイルですね。

JALマイル(年間内訳)
モッピー(ドリームキャンペーン活用):80,000マイル以上
JALカードSuica CLUB-Aゴールド(えきねっと・日常決済):40,000マイル
クレカ積立4社合計:16,500マイル
合計:136,500マイル以上
アメックスポイント(年間・移行前)
入会特典+紹介+日常決済合計:200,000ポイント以上 (KrisFlyerへ移行する場合:160,000マイル相当)
2年目以降は初年度ほどの爆発力はないですが、Amazonやアメックストラベルオンライン等で3%還元ですので、それでゆっくりと貯めていこうと思います。。
マイルの有効期限はANA・JAL・KrisFlyerいずれも基本36ヶ月です。 使いきれないまま失効させないよう、年間の旅行計画とセットでマイルの消化スケジュールを立てることをおすすめします。
ルート①|ポイントサイト(モッピー)で年間JALマイル8万マイル以上を稼ぐ仕組み
ポイントサイト活用の中核はモッピーです。
私が構築した年間8万JALマイル超の仕組みを説明します。
ステップ1:通常案件で年間約15万ポイントを積み上げる
クレカ発行・証券口座開設・保険申し込みなどの案件をこなして、年間15万モッピーポイントを獲得します。 高額案件が出たタイミングで積極的に取り組むのがポイントです。
ステップ2:ドリームキャンペーンで高レート交換する
モッピーが年に数回開催するドリームキャンペーン期間中は、JALマイルへの移行レートが通常50%から最大80%に上がります。 15万ポイントをこのタイミングで交換すると→最大12万JALマイル相当。
私は年間コスト(カード年会費等)として約132,000円が発生しています。 ただしプライオリティパス・招待日和・各種カード優待の価値を合算すると、コストは十分にペイできています。 カードの年会費回収についてはクレジットカード使い分け完全マップのROIシミュレーションを参照してください。
注意点
ポイントサイトの案件には家族名義での複数申し込みが規約違反になるものがあります。 各案件の規約を必ず確認してください。
ルート②詳細|クレカ使い分けでJAL+KrisFlyerを同時に積み上げる
クレカ決済での陸マイラー戦略は「シーンごとに最適なカードを当てはめること」です。
KrisFlyerを貯めるメインカード:三菱UFJプラチナアメックス

このカードは特約店(スーパー・コンビニを含む)での利用でグローバルポイントが多く付き、シンガポール航空のマイル(KrisFlyer)への移行レートが1ポイント→8マイル(業界最高水準)です。
特約店に日常のスーパーが含まれるため、食費・日用品の買い物がそのままKrisFlyerに直結します。 日々の食料品の買い物がシンガポール航空のマイルに変わる感覚は、陸マイラーの醍醐味の一つです。
私の場合、セブンと普段利用するスーパーでのマイル還元率が2026年3月現在20%ですので、食料品や日用品をこのカードで月3万円決済するだけで年間72,000マイルも貯めることができます。
→ 詳細は三菱UFJプラチナで陸マイラーがKrisFlyerを貯める方法で解説しています。
JALマイルを貯めるメインカード:JALカードSuica CLUB-A ゴールドカード

基本還元率は1%還元(JALマイルで付与)、JR東日本関連での利用でJREポイントが付与されます。
新幹線のチケットをえきねっと経由で予約すると、JREポイントが最大10%還元でJREポイントが積み上がります。 東海道新幹線でも8%還元が得られます。私は8%還元で名古屋-広島間の移動に使っています。
さらにこのカードは、JREポイントはJALマイルへ66.6%レートで移行可能です。 医師の場合、学会・講演出張などで新幹線移動が多く、この移動が丸ごとJALマイルに変換されます。
飛行機移動でもフライトボーナスマイルや初搭乗ボーナスマイルも獲得できるので、陸も空もカバーできます。
このカードはANA payでのチャージでも1%のJALマイル還元率を得ることができるので、私はANA payでチャージし、決済をANA payで行うことで「1%のJALマイル+0.5%のANAマイル」を獲得しています。
さらにANA payから楽天Edyへのチャージ…など工夫すればさらに還元率を上げることはできますが、かなりマニアックな範囲なのでここでは割愛します。
総じてこのカードは年会費と特典のバランスがよく、ワンワールドの加盟航空会社を含めた特典航空券発券に向け、効率よく積み上げられます。
ルート③詳細|クレカ積立で投資しながら年間3.5万マイル以上を得る
新NISAや課税口座での積立投資をクレカ払いに設定するだけで、積立額の一定割合がポイントとして付与されます。
私の年間獲得内訳はKrisFlyer換算で19,200マイル、JAL換算で16,500マイルです。 合計35,700マイル相当は、投資の副産物として得ているほぼ純粋な付加価値です。
重要なのは「マイル換算した実質還元率」で比較すること
表面上の還元率が高くても、ポイントからマイルへの交換レートが低いと実質的な獲得効率は下がります。 4社それぞれのマイル換算実質還元率を比較した記事を参考にしてください。
出口戦略|貯めたマイルで燃油サーチャージ0円の特典航空券を発券する
マイルは貯めることより「どう使うか(出口戦略)」が重要です。
私がKrisFlyerを選んでいる最大の理由は、シンガポール航空自社便の特典航空券で燃油サーチャージが完全無料である点です(空港利用料で少し費用はかかりますが)。
ANA便でヨーロッパへ行く場合、燃油サーチャージだけで1人往復3〜7万円が発生します。 JAL便なら1人往復7万円前後の燃油サーチャージがかかります。
KrisFlyerでシンガポール航空自社便を選ぶと、これが0円になります。
またヨーロッパへ行きたい場合に、特典航空券が取りやすいというのもシンガポール航空を推すポイントです。
私は実際に名古屋からイスタンブールへの往復特典航空券を夫婦2人分、手出し合計12,100円で発券しました。 ANAマイルで予約しようとすると「空席なし」と表示されていた便が、KrisFlyerのサイトでは余裕で空席を確認できた体験は今でも印象的です。
これがANAではなくKrisFlyerを選ぶ、実務上の最大の理由です。
JALマイルはワンワールド加盟により、カタール航空(燃油サーチャージ0円) などを組み合わせた特典航空券発券が強みです。 スターアライアンスのANAとワンワールドのJAL、アライアンスが異なることで使える航空会社の幅が広がります。
KrisFlyerはスターアライアンス加盟ですが自社便特典でサーチャージが無料という特別な位置づけになっています。
→ シンガポール航空での特典発券実録はアメックス→KrisFlyer移行でトルコ往復12,100円
→ JALマイルでのヨーロッパ特典発券実録はワンワールド特典航空券でヨーロッパへ
まとめ|陸マイラーを今すぐ始める3ステップ
STEP1:マイルプログラムを決める
2026年からはJAL・KrisFlyerの2軸が最も効率的です。
ANAはみずほルート終了で陸での積算効率が低下しており、特典航空券の取りにくさも加わって初心者の入門にはやや不向きになりました。 JALはポイントサイトモッピー経由で高レート交換を維持。 KrisFlyerは燃油サーチャージ無料という圧倒的な出口戦略の強みがあります。
まずはJMB(JAL MILEAGE BANK)とKrisFlyerに無料登録しましょう。
STEP2:モッピーに登録してドリームキャンペーンを待つ
最初の一手はモッピーへの無料登録です。 案件をこなしてポイントを積み上げ、ドリームキャンペーンのタイミングで高レート交換します。
マイルの有効期限は36ヶ月です。 焦って低レートで交換するより、キャンペーンを待つ余裕が大切です。 登録後はキャンペーン通知をオンにしておきましょう。
ドリームキャンペーンだけでなく、Pontaやdポイントのキャンペーンもあるので、しっかりと情報を追いましょう。
STEP3:クレカ積立+カード使い分けを設定して半自動化する
投資の積立をクレカ払いに変更し、日常の支出を還元率の高いカードに集約します。 この設定は一度やれば毎月自動でマイルが積み上がる「半自動化」が完成します。
医師や共働き夫婦など忙しい方ほど、一度設定してしまえばあとはほったらかしで積み上がるこの仕組みは相性が抜群です。
15万マイルという数字も、3つのルートをコツコツ積み上げれば1〜2年で十分に到達できます。 まずは今日、モッピーへの登録から始めてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 陸マイラーはどのくらいの期間で年間10万マイルに到達できますか?
A. ポイントサイトの高額案件を活用すれば、初年度から10万マイル超は現実的な目標です。クレカ積立(年間3.5万マイル相当)とカード日常払い(年間4万マイル)を組み合わせるだけでも、1年以内に10万マイルに到達できます。
Q2. ANAマイルと JALマイル、どちらを貯めるべきですか?
A. 2026年現在は、ポイントサイト経由の高レート交換ルートを維持しているJALマイルの方が陸での積算効率は上です。みずほルート終了後、ANAマイルは陸での高効率ルートが縮小しており、初心者の最初の1マイルプログラムとしてはJALをおすすめします。またANAマイルよりJALマイルの方が特典航空券が取りやすい傾向にあります。
Q3. マイルに有効期限はありますか?
A. ANA・JAL・KrisFlyerいずれも基本36ヶ月です。失効を防ぐために、年間の旅行計画とセットでマイルの消化スケジュールを立てることを推奨します。KrisFlyerは一定条件を満たすことで有効期限の延長が可能です。
Q4. ポイントサイトとクレジットカードを組み合わせると二重取りになりますか?
A. ポイントサイト経由でクレジットカードを発行する場合、ポイントサイトのポイントはカード発行案件の報酬として付与され、その後の決済ポイントはカード決済の報酬として別途付与されます。これは規約上問題なく、二重取りとは異なります。ただし各案件の個別規約を必ず確認してください。
Q5. クレカ積立でJALマイルを貯めるには、どの証券会社が最も効率的ですか?
A. 表面上の還元率だけでなく、ポイントからJALマイルへの交換レートを含めた「実質マイル還元率」で比較することが重要です。4社の詳細比較はクレカ積立のJALマイル還元率4社比較をご覧ください。
Q6. 陸マイラーの年会費コストはどのくらいかかりますか?
A. 私の場合、カード年会費等の合計は年間約132,000円です。ただし初年度無料が多く、プライオリティパス・招待日和・各種カード優待の価値を合算すると、コストは十分にペイできています。具体的なROIシミュレーションはクレジットカード使い分け完全マップを参照してください。
Q7. 初心者が陸マイラーを始めるとき、最初にやることは何ですか?
A. ①JMBとKrisFlyerに無料登録する、②モッピーに無料登録してドリームキャンペーン通知をオンにする、③クレカ積立を設定する、この3ステップが最初の行動です。どれも無料でできるため、まずモッピーへの登録から始めることをおすすめします。


