「モバイルSuicaのチャージなんて、どのクレカでやっても同じ」——そう思っていませんか。
実は、チャージの”経由ルート”を1つ挟むだけで、還元率は0.5%から2.5%まで跳ね上がります。しかも貯まるのはマイルにもVポイントにもできる、使い道の広いポイントです。
私たちこぎマニ(内科医×FP3級)は、資産形成のフェーズではVポイントを、マイルを貯めたい時期にはJAL・ANAマイルを、同じ「モバイルSuicaチャージ」で貯め分けてきました。
この記事では、実際に使ってきた2つの高還元ルートを、還元率・手順・向いている人まで実体験ベースで解説します。特に電車通勤の会社員の方とは、相性が抜群です。
モバイルSuicaチャージで得する2ルート早見表
先に結論です。目的別に、次の2ルートが有力です。
| ルート | 経由 | 合計還元率 | 貯まるもの | 向いている人 |
| ルートA | JALカードSuica→ANA Pay→Suica | 約1.5% | JAL・ANAマイル | 陸マイラー |
| ルートB | V NEOBANK→au PAY→VポイントPay→Suica | 約2.5% | Vポイント・Pontaポイント | ポイ活派 |
ビューカードのモバイルSuicaチャージ(1.5%)やリクルートカード(1.2%)も優秀ですが、いずれも貯まるのは自社ポイント中心です。「マイルに寄せたい」「汎用性の高いVポイントで2%超えを狙いたい」なら、上記2ルートが一歩リードします。
前提:モバイルSuicaにチャージできる高還元カードの基本
まず土台の知識です。モバイルSuicaへのチャージでポイントが付くカードは限られています。
代表格はビューカード(JRE POINT1.5%)とリクルートカード(1.2%)。ただしリクルートカードは、モバイルSuicaチャージのポイント付与が月3万円までという上限があります。
これらは「そのまま使える1.5%前後」が魅力ですが、マイラーやVポイント経済圏の人にとっては、後述の2ルートのほうが最終的な価値が高くなります。理由を順に見ていきます。
ルートA|JALカードSuica×ANA Payで合計1.5%+修行も同時進行
1つ目は陸マイラー向けです。
JAL CLUB-AゴールドカードSuica → ANA Pay → モバイルSuica の順にチャージすると、JALカードのショッピングマイル1%に、ANA Pay経由の0.5%が上乗せされ、合計約1.5%相当になります。
ポイントは、ANA PayをApple Payに設定しておくこと。こうすると、モバイルSuicaの定期券であっても、Apple Pay上のANA Payから支払い(チャージ)ができるのです。通勤定期を使う会社員の方に、特に効いてきます。
さらにこのルートは、JAL側とANA側の双方でカード決済の実績を積めるため、上級会員(JGC・SFC)を狙う人にとっても見逃せません。
⚠️ ただしSFC(スーパーフライヤーズ)の年間決済条件は2026年に見直しが報じられており、確定情報は公式の再案内待ちです。本記事では「決済実績を両建てで積める」という事実に留め、具体的な達成条件は断定しません。
ルートの詳しい全手順は、こちらで解説しています。 → ANA Payチャージの詳細手順は ANA Payチャージ方法【2026年版】 を、カード自体のレビューは JALカードSuica CLUB-Aゴールド実体験レビュー をご覧ください。
ルートB|V NEOBANK×au PAYで合計2.5%を狙うポイ活ルート
2つ目は、非マイラーのポイ活派にこそおすすめのルートです。
V NEOBANK デビットカード(住信SBIネット銀行)→ au PAY → VポイントPay → モバイルSuica とつなぐと、各段階でポイントが付きます。
- V NEOBANKデビット:1.5%(Vポイント)
- au PAYチャージ:0.5%(Pontaポイント)
- VポイントPay:0.5%(Vポイント)
合計で約2.5%。内訳は汎用性の高いVポイントが計2.0%、Pontaポイントが0.5%です。日常決済でこの水準は、かなり優秀な部類に入ります。
⚠️ 注意点は上限です。au PAYへの他社カードからのチャージは月5万円までが付与対象の目安。この枠を意識して使うのがコツです。
私の体感では、いわゆる”チャージ錬金”なので最初は経由の多さに戸惑いました。ただ一度手順を覚えてしまえば数分で済む作業になり、それ以降は特に負担を感じていません。
なお、Suicaの「出口」を楽天キャッシュにする別ルートもあります。 → JALカードsuica×ANA Pay→楽天キャッシュルートの全手順 で比較してみてください。
あなたはマイラー型?ポイ活型?時期で使い分けるのが正解
「結局どっちがいいの?」という疑問には、こう答えています。目的で固定せず、時期で使い分けるのが実践的です。
私たちの場合、いまは三井住友プラチナプリファードに日常決済を集中させているため、これらのルートの出番は絞っています。それでも、資産形成を優先する時期はVポイントを集めるルートB、マイルを貯めたい時期はルートA、と切り替えてきました。
そして共通する最大のメリットが、「基本決済をモバイルSuicaに寄せられる」ことです。
Suicaは全国の交通系IC対応店舗で幅広く使えるため、JR東日本エリア以外・非関東圏在住の方にもおすすめできます。関東在住なら、駅ビルなどSuica決済でさらにポイントが付く場所もあるようで、還元率が上乗せされる可能性もあります。
普段よく行くお店が交通系ICに対応しているなら、支払いの基本をモバイルSuicaにするだけで、生活を変えずに効率よくマイル・ポイントを積み上げられます。
月5万円をチャージに回すと年間いくら分?(試算)
イメージをつかむために、還元率ベースで試算してみます。これは私たちの実績総額ではなく、あくまで「この還元率なら理論上こうなる」という目安です。
たとえば毎月の支払いのうち5万円分をモバイルSuica経由に寄せた場合——
- ルートB(2.5%):月1,250ポイント=年15,000ポイント相当(Vポイント2.0%+Ponta0.5%)
- ルートA(1.5%):月750マイル=年9,000マイル相当(JAL・ANAマイル)
同じ5万円でも、直接1.0%のカードで払えば年6,000ポイント。経由ルートを1つ挟むだけで、年間で数千ポイント〜マイルの差が生まれる計算です。
もちろん、au PAYの他社カードチャージ上限(月5万円)やご自身の利用スタイルによって実際の数字は変わります。無理に上限まで回す必要はありません。
まとめ|生活を変えずに0.5%を2.5%へ
モバイルSuicaチャージの最適化ポイントを再掲します。
- ✅ ルートA(マイラー向け):JALカードSuica→ANA Pay→Suicaで約1.5%+JAL/ANAの決済実績
- ✅ ルートB(ポイ活向け):V NEOBANK→au PAY→VポイントPay→Suicaで約2.5%(Vポイント2.0%+Ponta0.5%)
- ✅ ANA PayはApple Payに設定すれば定期券のモバイルSuicaにも使える
- ✅ au PAYの他社カードチャージは月5万円までが目安
- ✅ SFCの決済条件は見直し中——確定は公式の再案内待ち
支払いの基本をモバイルSuicaに寄せるだけで、いつもの買い物がそのままポイント源になります。まずは自分が「マイラー型」か「ポイ活型」かを決めて、片方のルートから試してみてください。
※本記事は2026年7月時点の情報です。各サービスの還元率・チャージ上限・付与条件は変更される可能性があります。実際のご利用前に各社の公式情報をご確認ください。ポイント・マイルの獲得を保証するものではありません。


