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「三菱UFJプラチナアメックスは、年会費22,000円の元が取れる?」
結論から書くと、ポイントの使い道と、比較するカードで答えが変わります。
たとえば、年会費無料の三菱UFJカードと同じポイント数を貯める前提で、プラチナのポイントを年1回クリスフライヤーに移し、1マイルを1.5円と評価するなら、年間4,600ptがひとつの目安です。無料カードでは1pt=5円で買い物に使う場合との比較で、カード年会費とマイル移行費用を含めています。
一方、月10万円のクレカ積立を通常の1.1%還元で続けるだけでは、同じマイル評価でも年会費と移行費用を回収できません。
既存記事に2026年8月の記録として掲載された画面には、7,940ptが表示されています。入会月は別記事と一致しないため、保有期間・年会費の請求月・現在残高をこの画面から補いません。ただ、保有ポイントが年会費相当額を超えたことと、無料カードより得をしたことは別々に確かめる必要があります。
この記事では、掲載済みの過去の明細を残しながら、継続判断に使える計算を整理します。制度の確認日は2026年10月1日です。
先に結論 年会費を回収できる条件は使い方で変わる
| 比較する使い方 | 計算上の目安・結論 |
| ポイントを1pt=5円で使い、年会費22,000円だけと比べる | 年4,400ptで同額。ただし無料カードでも得られるポイントを含む |
| 同じポイント数の無料カードと比較し、プラチナだけKrisFlyerへ移行 | 1マイル1.5円・年1回移行なら年4,600ptが目安 |
| 月10万円の積立を1.1%還元で12か月続け、KrisFlyerへ移行 | 全ポイントを価値換算しても年間費用に220円不足。実際の移行単位にも注意 |
| ラウンジやレストラン優待も使う | 自分が実際に使う価値を加えて判断 |
4,400ptと4,600ptは、比べているものが違います。前者は年会費だけとの比較、後者は無料カードで受け取れる価値まで差し引いた比較です。
また、2026年12月2日からプライオリティ・パスの無料利用回数が変わります。これから入会・継続を考える方は、改定後の条件で判断してください。公式の変更案内
年会費22,000円とポイントの価値を確認
正式名称は「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」。この記事では三菱UFJプラチナアメックスと呼びます。
| 項目 | 基本条件 |
| 本人会員の年会費 | 22,000円(税込) |
| 家族カードの年会費 | 1名無料。2人目から1名につき3,300円(税込) |
| ショッピングの基本ポイント | 月間利用額合計1,000円ごとに1pt |
| 1pt=5円で使う方法 | グローバルポイント Walletへのチャージなど |
| キャッシュバック | 1pt=4円 |
| プラチナ・グルメセレクション | 対象の所定コースを大人2名以上で利用すると1名分無料 |
本記事の年会費は通常の22,000円で計算します。リボ払いによる年会費優遇などは含めません。
「1pt=5円相当」は、現金が5円戻るという意味ではありません。使う予定のない交換先で高く評価すると、損益分岐点も実態から離れてしまいます。カードの基本情報/ポイントの使い道
Wallet・キャッシュバック・他社ポイント・マイル移行のそれぞれで1ptがいくらになるか、交換単位と手数料も含めた比較はグローバルポイントの使い道と貯め方にまとめています。
過去の明細 保有7,940ptから分かること
2026年8月21日撮影として掲載しているMy Digital Connectの画面では、次の数字が確認できます。
| 画面の項目 | 表示ポイント |
| 交換可能ポイント | 7,940pt |
| 2026年9月請求分の当月獲得ポイント | 1,309pt |
| ショッピング | 146pt |
| グローバルPLUS | 73pt |
| スペシャル | 1,090pt |
7,940ptを1pt=5円で評価すると39,700円相当。年会費22,000円より大きい金額です。ただし、これは保有ポイントの換算額で、実際に交換して受け取った現金や、無料カードとの差額ではありません。
以前の本文には「約5か月で年会費を回収」とありましたが、入会月・年会費請求月・月別の獲得や交換履歴を照合できていません。そのため、実際の回収月として扱わず、確認未了の保有期間から月平均も計算しません。
ただ、これは期間平均からの逆算です。月ごとの獲得・交換履歴で確認した「実際に年会費相当へ到達した月」とは区別します。継続判断では、一度きりの入会特典を外し、翌年も得られるポイントを見積もるのがよさそうです。
同じ日のアプリ画像にある対象店舗の還元率は12.5%。この表示が、ずっと同じ還元率を受けられることを保証するわけではありません。


無料カードとの差で考える 最大20%還元はプラチナ限定ではない
対象店舗の最大20%還元は、年会費無料の三菱UFJカードも対象です。プラチナで得たポイント全額を「プラチナにしたおかげ」と数えると、年会費を払うメリットを大きく見積もってしまいます。
確認したいのは、次の差額です。
年間の差額=プラチナで得るポイントの価値−比較するカードで得るポイントの価値+実際に使う優待の追加価値−カード年会費の差−追加手数料
無料カードと比べる場合、カード年会費の差は22,000円です。手持ちの別カードと比べるなら、そのカードの還元率や既に持っている旅行特典も入れます。
なお、最大20%には三菱UFJ銀行口座の設定、MDCアプリからのエントリー、各条件の達成が必要です。優遇対象の利用額は通常、毎月16日〜翌月15日の合計5万円まで。初回集計期間、対象店舗、決済方法などにも条件があります。「普段の支払いが全部20%」ではありません。公式の対象条件/付与上限のFAQ
マイル派の損益分岐点 KrisFlyerの例では年4,600pt
1pt=8マイルでも移行先によって費用が違う
プラチナ向けマイレージプログラムでは、1ptを8マイルへ移せます。参加年会費は3,300円、移行手数料は1回6,600円です。ただし、1回分の手数料で移せる上限は航空会社によって違います。
| 移行先 | 6,600円で移せるポイントの上限 |
| JALマイレージバンク | 1,900pt |
| クリスフライヤー | 年間移行上限の範囲内 |
| 大韓航空スカイパス | 3,800pt |
移行は200pt以上・100pt単位。年間上限は3社合計19,000ptです。ANAマイルは、この1pt=8マイルの直接移行先には含まれません。公式マイレージプログラム
つまり、「年1回まとめれば、どの航空会社でも追加費用9,900円」とは言えません。JALで3,600ptを移す場合は、移行手数料が2回分の13,200円となり、参加年会費と合わせて16,500円です。
無料カードで1pt=5円を使う場合と比較する
ここでは、我が家の記事でも取り上げているクリスフライヤーへの移行を例にします。
計算条件は次のとおりです。
- 両カードで年間に貯まるポイント数は同じと仮定
- 無料カードでは1pt=5円で買い物に使い切る
- プラチナではKrisFlyerへ年1回移行し、1マイルを1.5円と評価
- ラウンジなどの優待、入会特典、ポイントを使った支払いで新たに得る還元は含めない
- その年のカード年会費と参加年会費、移行手数料を全額含める
プラチナの1ptは、8マイル×1.5円=12円相当。無料カードの5円相当との差は7円です。
年間費用は22,000円+3,300円+6,600円=31,900円。
31,900円÷7円=約4,557ptなので、100pt単位に切り上げると4,600ptです。
4,600ptの場合は、プラチナ側が55,200円相当、無料カード側が23,000円相当。差の32,200円から費用31,900円を引くと、プラス300円になります。余裕のある黒字ではなく、仮定が少し変われば逆転する水準です。
| 自分が評価する1マイルの価値 | 同条件で費用以上になるポイント数 |
| 1円 | 年10,700pt |
| 1.5円 | 年4,600pt |
| 2円 | 年2,900pt |
この表のマイル価値は試算用の仮定です。現金への交換レートや、必ず得られる利益ではありません。希望便の空席、必要マイル数、別途払う税金・手数料、有効期限を確認し、自分が実際に使える価値で考えてください。
なお、通常のJALへのポイント移行は1pt=2マイルです。しかし、その比較に使うなら、プラチナ側もJALの移行上限と手数料で計算しなければいけません。「一般カードとの差6マイル」と「KrisFlyerの一括移行費用」を組み合わせる計算は避けます。通常のJAL移行条件
カードによって獲得ポイント数が違う場合も、上の4,600ptをそのまま当てはめず、それぞれの年間獲得見込みから差額を計算してください。
クレカ積立だけで年会費を回収できるか
通常1.1%では移行費用まで含めると届かない
三菱UFJ eスマート証券で月10万円を12か月積み立て、すべて通常1.1%が適用されると、年間2,640ptです。
- 1pt=5円の評価:13,200円相当
- 1pt=8マイル、1マイル1.5円の評価:31,680円相当
- カード年会費+KrisFlyer参加年会費+年1回移行手数料:31,900円
31,680円−31,900円=マイナス220円です。
以前の本文にあった「積立1.1%でもマイル換算なら年会費を回収できる」という結論は、追加費用を含めると成り立ちません。さらに実際の移行は100pt単位なので、2,640ptのうちその時点で移せるのは2,600pt。40ptは残り、移行できたマイルの評価額は31,200円相当になります。
無料カードなら同じ月10万円の積立で0.55%分を得られます。こちらの価値も差し引くと、プラチナの通常1.1%だけを理由に年会費を払うのは難しい計算です。
2.0%と7.0%には条件がある
2026年6月利用分(2026年7月指定日分)から、プラチナのクレカ積立は通常1.1%、条件達成で2.0%、年間カードショッピング利用額700万円以上などの条件達成で7.0%となっています。2.0%は三菱UFJカード ゴールドも対象で、プラチナだけの特典ではありません。2026年の公式改定発表
ポイントアップには、次の3つが必要です。
- 三菱UFJ eスマート証券でエントリー
- 証券口座の出金先に三菱UFJ銀行口座を登録するか、三菱UFJマネーコネクトの自動入出金を設定
- カードの引き落とし口座を、2と同じ三菱UFJ銀行口座に設定
2年目以降の2.0%は、所定の年間カードショッピング利用額100万円以上が条件です。公式の定める初年度には、3条件を満たすと100万円未満でも2.0%となる扱いがあります。7.0%には700万円以上の条件があり、初年度の追加分は別途還元される仕組みです。登録すれば直ちに全期間が7.0%になるわけではありません。
集計期間は入会日によって異なります。積立代金、カード年会費、キャッシング・カードローン利用分、分割・リボ払いの手数料などは利用額集計の対象外。月10万円の積立だけで「年100万円利用」を達成することはできません。カード会社の条件・集計期間
1年間同じ還元率が適用され、1pt=5円で評価する場合の比較は次のとおりです。
| 月10万円を12か月積立 | 年間ポイントの評価額 | 無料カード0.55%との差 | その差から年会費22,000円を引く |
| プラチナ1.1% | 13,200円相当 | +6,600円相当 | −15,400円相当 |
| プラチナ2.0% | 24,000円相当 | +17,400円相当 | −4,600円相当 |
| プラチナ7.0% | 84,000円相当 | +77,400円相当 | +55,400円相当 |
これは積立ポイントだけの比較です。マイル移行費用は含めず、買い物のポイントや優待も含めていません。7.0%を達成するために支払いを別カードから移すなら、そちらで得られなくなるポイントも考える必要があります。
積立は月100円〜10万円で設定でき、家族カードは使えません。ポイント目的で投資額や不要な買い物を増やすのではなく、もともと無理なく続けられる額を先に決めたいところです。投資信託には値下がりによる元本割れのリスクがあり、費用もかかります。ポイント還元は運用損失を埋める保証ではありません。証券会社のサービス詳細/投資のリスク・費用
数年分をまとめてマイルに移すなら、その年数分のカード年会費と、実際に発生する参加年会費・移行手数料を同じ期間で比較してください。移行手数料だけを年割りし、単年の「回収」と混ぜないことが大切です。ポイントと移行先マイルの有効期限も確認してください。
プライオリティ・パスは実際に使う回数で評価する
プライオリティ・パスは本人会員だけでなく家族会員も申し込めます。家族カード1名分が年会費無料なので、夫婦それぞれの会員証で利用できる点は魅力です。
ただし、2026年12月2日利用分から、本人・家族それぞれ年10回まで無料となり、11回目以降は1回35米ドルです。既存会員と新規登録では回数の集計開始日が異なるので、旅行前に確認してください。無料回数の変更案内
このカード付帯のサービスは空港ラウンジが対象で、空港内レストランやスパは対象外。同伴者は有料です。家族会員も自分の会員証を提示しないと、同伴者として料金が発生する場合があります。利用方法・同伴者料金
単独加入のプライオリティ・パス年会費を、そのまま「節約できた金額」として足すのは慎重に考えたいところです。もともと単独加入するつもりがなければ、その金額を節約したとは言い切れません。
たとえば1回のラウンジ利用に2,000円の価値を感じ、夫婦それぞれ3回ずつ使うなら、延べ6回で12,000円相当という考え方もできます。これは評価例で、我が家の実績や公式料金ではありません。ほかのカードで同じラウンジに入れるなら、その分は重ねて数えないようにします。
レストラン優待も同様です。使う予定があった食事で本当に浮く金額を数え、優待を使うために増やした支出は分けて考えます。
我が家の継続判断と年会費の確認時期
我が家は、2026年9月時点の記事で継続と記録しています。妻の家族カードによるプライオリティ・パス、月10万円のクレカ積立、クリスフライヤーへのポイント移行を組み合わせる使い方です。
ただし、「この3つは、どれか1つだけでも必ず年会費を超える」とは言えません。積立の還元率、移行費用、無料カードとの差、実際のラウンジ利用を合わせて判断します。同じ積立ポイントを、積立の価値とマイルの価値の両方で足さないことも大切です。
カードの年会費請求月は、入会月と同じだと決めつけず、My Digital Connectの明細で確認してください。公式FAQでは、年会費請求月の前月15日までに退会した場合、次回の年会費はかからないと案内されています。請求後の取り消し・支払い後の返金はできません。年会費と退会の公式FAQ
マイレージプログラムの参加年会費はカード年会費とは別で、自動継続です。こちらの退会期限も別に確認してください。
まとめ 自分の差額を計算してから選ぶ
三菱UFJプラチナアメックスは、マイルや旅行特典を使える人なら検討する価値があります。一方で、対象店舗の高還元だけが目的なら、まず年会費無料の三菱UFJカードと比べたいカードです。
- 1pt=5円の年4,400ptは、年会費だけとの比較
- 無料カードとの差を見るKrisFlyerの例は、年4,600pt。ただし1マイル1.5円・年1回移行などの仮定つき
- 月10万円・通常1.1%の積立だけでは、マイル評価でも年間費用に届かない
- 積立の最大7.0%と、2026年12月からのラウンジ年10回制には条件がある
まずは、翌年も得られそうなポイント、実際の移行先、使う予定の優待を確認してください。初年度だけの入会特典を外しても差額がプラスになるかを見ると、継続を判断しやすくなります。
これから申し込む方は、公式ページで年会費と申込条件を確認したうえで、ポイントサイト経由の条件も比較してみてください。案件の掲載、対象者、獲得条件は変わります。カード会社の特典との併用可否も、申込時の表示で確認が必要です。
※上のリンクはモッピーへの紹介リンクです。三菱UFJプラチナアメックスの案件が掲載中であることや、紹介登録だけでカード発行分のポイントを獲得できることを保証するものではありません。
関連記事:クレジットカードの使い分けマップ/クレカ積立の掛け持ち
よくある質問
年間いくら使えば年会費の元が取れますか?
一律の利用額では出せません。対象店舗の利用割合、グローバルPLUSなどの上乗せ、積立、ポイントの使い道で変わります。まず年間ポイントと比較カードとの差額で計算してください。本文の年4,600ptも、KrisFlyerへ年1回移行し、1マイル1.5円と評価する例です。
年3,600ptあれば得になりますか?
必ず得になるとは言えません。無料カードで1pt=5円、プラチナでKrisFlyerの1pt=8マイルを1マイル1.5円とする本文の条件なら、3,600pt×7円−31,900円=マイナス6,700円です。JALに移す場合は手数料の計算も変わります。
ANAマイルへ1pt=8マイルで移せますか?
このマイレージプログラムの直接移行先は、JAL・クリスフライヤー・大韓航空です。ANAマイルへの1pt=8マイル移行としては利用できません。
家族カードのプライオリティ・パスは無料ですか?
家族会員も申し込めます。家族カードの年会費は1名無料です。ただし2026年12月2日以降は、本人・家族それぞれ無料利用が年10回までになります。家族本人の会員証と、有料の同伴者利用は区別してください。
マイルに移さなければ持つ意味はありませんか?
ラウンジやレストラン優待などを使い、無料カードとの差額が年会費を上回るなら、検討する余地があります。使わない特典の定価を足すより、自分にとって実際に浮く支出で考えるのがおすすめです。
※掲載条件は2026年10月1日に公式情報を確認しています。筆者の明細と制度上の試算を分けて記載しました。マイル価値は仮定であり、将来のポイント獲得や利益を保証するものではありません。投資・入会・継続は、ご自身の利用状況、商品リスク、最新条件を確認して判断してください。



