「新NISAの証券会社って、結局どこがいいの?」——共働き夫婦でこう悩む方は多いと思います。
私たちは内科医×FP3級の20代夫婦で、クレカ積立のために証券口座を5社使い分けています。研修医2年間ではNISA評価額315万円・評価益+62万円(+24.52%)を積み上げました。
その経験から先に結論をお伝えすると、夫婦の場合は「1社に絞る」より「2口座を目的別に使い分ける」方が有利です。NISA口座は1人1口座ですが、夫婦なら合計2口座を持てるからです。
この記事では、私たち夫婦の実際の口座構成を正直に開示したうえで、これから新NISAの証券会社を選ぶ人向けに、目的別の使い分けを本音で解説します。
→ クレカとの組み合わせ全体像はクレカ使い分けマップでも整理しています。
夫婦の新NISAは「1社に絞る」より「2口座を使い分ける」が正解な理由
新NISAの口座は、1人につき1口座しか持てません。同じ年に複数の証券会社でNISA口座を開くことはできない仕組みです。
ただし、これは「1人1口座」という制限です。夫婦であれば、夫と妻でそれぞれ1口座ずつ、合計2口座を持てます。
新NISAの非課税投資枠は1人あたり年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)。夫婦2人なら、合計で年間720万円まで非課税で投資できる計算です。
私たち夫婦も、それぞれの名義でNISA口座を運用しています。だからこそ「夫はこの証券、妻はこの証券」と役割を分けられ、証券会社ごとの強みを両取りできるのが夫婦の特権だと感じています。
1社に無理やり絞る必要はありません。夫婦それぞれの目的に合わせて選ぶ——これが遠回りに見えて一番ムダのない選び方です。
正直に言うと、私たち夫婦のNISA本体はSBI証券にあります
証券会社をおすすめする前に、正直にお伝えしておきます。
私たち夫婦がメインで運用しているNISA口座は、SBI証券にあります。医学生の頃に最初に開いた口座がSBI証券だったため、そのままメイン口座として使い続けているというのが実際のところです。
新NISA口座を別の証券会社に移すこと(金融機関変更)は可能ですが、手続きと時間がかかります。すでにどこかで運用している方は、無理に乗り換える必要はないと考えています。
そのうえで、私たちはクレカ積立やポイント獲得の目的で、SBI以外にも楽天証券・マネックス証券・松井証券・三菱eスマート証券に口座を開き、現在は5社体制で使い分けています。
→ 複数口座の掛け持ちの始め方はクレカ積立は掛け持ちできる?5社運用の始め方で詳しく解説しています。
つまりこの先の「おすすめ」は、「私の本体口座だから」ではなく、これから新しく開くならどの目的にどの証券会社が向くかという視点でお伝えします。
【目的別】新NISAの証券会社はどこがいい?夫婦で使った3社の本音比較
私たちが実際に口座を持っている中から、これから開くなら目的別にこう選ぶ、という3社を紹介します。
クレカ積立の高還元を狙うならマネックス証券×dカード
とにかくポイント還元率を重視するなら、マネックス証券×dカードの組み合わせが有力です。
私たちもマネックス証券でdカードを使い、月5万円の積立で毎月dポイントを獲得しています。少額の積立でも還元率が高めに設定されているのが特徴です。またクレカの年会費も無料なのでノーリスクで始めることができます。
普段からdポイントやドコモ経済圏を使っている夫婦なら、貯まったポイントの使い道にも困りません。
→ 還元率の詳細はマネックス証券のクレカ積立 還元率比較で解説しています。
100円積立・サポート・iDeCo併用なら松井証券
「まずは少額から」「サポート体制が手厚い方が安心」という夫婦には、松井証券が向いていると感じます。
松井証券は100円から積立ができ、投資信託の残高に応じてポイントが貯まる仕組みもあります。iDeCo(個人型確定拠出年金)にも対応しているため、NISAと老後資金づくりを1社でまとめたい人にも便利です。
私たちも松井証券にJCBゴールドカードでクレカ積立をしており、Jポイントを毎月獲得しています。
→ 向き不向きは松井証券が向いている人3選で整理しています。
楽天経済圏・楽天キャッシュ積立なら楽天証券
普段の買い物や決済で楽天ポイントを貯めている夫婦なら、楽天証券が生活に馴染みやすい選択肢です。
楽天証券は楽天キャッシュを使った積立ができ、貯めた楽天ポイントを投資に回すこともできます。楽天経済圏を使っている人にとっては、ポイントが循環しやすいのが強みです。
私たちは楽天経済圏の多くからは距離を置きましたが、それでも楽天証券だけは使い続けています。
→ その理由は楽天経済圏をやめても楽天証券だけ使い続ける理由に書きました。
夫婦で新NISAの証券会社をどう分ける?わが家の役割分担の考え方
夫婦で2口座を持てるとはいえ、まったく同じ運用を2つ作っても意味が薄いです。私たちは「口座ごとに役割を変える」ことを意識しています。
考え方の軸はシンプルで、一方はコツコツ積立のインデックス、もう一方は配当を受け取る高配当という分け方です。
私自身は、研修医時代にインデックスを売却して後悔した経験から、「売らずに配当が入ってくる」高配当投資に軸足を移しました。成長投資枠なら配当金にかかる約20%の税金が非課税になるため、高配当との相性が特に良いと感じています。
→ この転換の経緯は研修医2年間でNISA315万円を築いた全記録に詳しく書きました。
夫婦のどちらがどちらを担当するかに正解はありません。相場が下がったときに「売りたくなってしまう人」がインデックス、「配当が入る安心感が欲しい人」が高配当、というように、性格に合わせて分けるのが続けやすいと思います。
大切なのは、非課税枠を夫婦で最大限に活かしつつ、それぞれが無理なく続けられる形にすることです。
新NISAの証券会社選びで夫婦が注意した3つのポイント
最後に、私たちが夫婦で証券会社を選ぶときに気をつけたことを3つお伝えします。
① ポイント目当てで選びすぎない。 クレカ積立の還元率は魅力的ですが、還元率は変更される可能性があります。目先の還元率だけで決めず、続けやすさや使い慣れも含めて選ぶのが安心です。
② メイン口座はコロコロ変えない。 NISAの金融機関変更は手間がかかります。夫婦それぞれのメイン口座は「長く付き合う前提」で選ぶのがおすすめです。
③ 家計全体で管理する。 口座が増えるほど、どこにいくら積み立てているか分からなくなります。夫婦で証券口座を分ける場合は、家計簿アプリなどで全体を一元管理すると安心です。
証券会社選びは、一度決めれば長く付き合うものです。焦らず、夫婦それぞれの目的に合った1社を選んでみてください。
まとめ|夫婦の新NISAは目的別の使い分けで決まる
夫婦で新NISAの証券会社を選ぶときのポイントを、あらためて整理します。
- ✅ NISAは1人1口座、夫婦なら合計2口座(年間最大720万円の非課税枠)
- ✅ 1社に絞らず、目的別に使い分けるのが夫婦の特権
- ✅ 高還元ならマネックス、少額・iDeCo併用なら松井、楽天経済圏なら楽天証券
- ✅ 夫婦で「インデックス担当」「高配当担当」を分けると続けやすい
- ✅ ポイント目当てで選びすぎず、長く付き合える1社を選ぶ
私たち夫婦もSBI証券をメインにしつつ、目的別に複数の証券会社を使い分けてきました。完璧な1社を探すより、夫婦それぞれに合った口座を選ぶことが、結果的に非課税枠を活かす近道になります。
まずは夫婦で「どんな目的で投資したいか」を話し合うところから始めてみてください。
※記載の還元率・サービス内容・制度は2026年時点の情報です。最新の条件は各社公式サイトでご確認ください。投資はご自身の判断と責任で行ってください。
よくある質問(FAQ)
Q. 夫婦で新NISAの証券会社は同じにすべきですか? A. 同じである必要はありません。NISA口座は1人1口座のため、夫婦なら別々の証券会社を選ぶことも可能です。むしろ目的別に使い分けることで、証券会社ごとの強みを両取りできるメリットがあります。
Q. 夫婦で新NISAはいくらまで非課税で投資できますか? A. 新NISAの非課税投資枠は1人あたり年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)です。夫婦2人なら合計で年間720万円まで非課税で投資できます。生涯投資枠は1人1,800万円です。
Q. 新NISAの証券会社はどこがいいですか? A. 目的によって異なります。クレカ積立の高還元を重視するならマネックス証券、少額積立やiDeCo併用なら松井証券、楽天経済圏を使うなら楽天証券が向いていると感じます。すでに口座がある方は、無理に乗り換えなくてもよいでしょう。
Q. すでにあるNISA口座を別の証券会社に移せますか? A. 金融機関変更の手続きで移すことは可能ですが、時間と手間がかかります。私たち夫婦はメイン口座をSBI証券のまま使い続けています。目先の還元率だけで乗り換えを判断しないことをおすすめします。
Q. 夫婦で証券会社を分けると管理が大変になりませんか? A. 口座が増えるほど全体像は見えにくくなります。私たちは家計簿アプリで複数口座をまとめて管理しています。夫婦で分ける場合は、一元管理の仕組みをあわせて用意すると安心です。
Q. 夫婦のNISAはインデックスと高配当のどちらがいいですか? A. どちらが正解かより、続けやすさで選ぶのがおすすめです。相場下落時に売りたくなる人はインデックス、配当の安心感が欲しい人は高配当、というように夫婦で役割を分ける方法もあります。私は売却で後悔した経験から高配当を選びました。



